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 土木構造物設計、仮設設計、各種施工計画、FEM解析他 各種土木設計業務を行っております。
FEM解析の解析領域はどうやって決めるの?
■FEM解析領域の設定について
 FEM解析の領域は、解析結果に影響するため、なにがしかの拠り所が欲しいところです。
基準書をみても、ズバリコレ!といったものが無いケースもあり悩ましいところです。
解析領域について、一例として、以下をご紹介します。
※都市部近接施工ガイドライン 2016年1月/(社)日本トンネル技術協会 より引用しました。

領域設定は、さまざまなケースがあるため、過去の文献調査より、最も多いケースを示した図です。

1)開削工法の解析領域


2)シールド工法の解析領域


■都市部鉄道構造物の近接施工対策マニュアル(P160)/鉄道総合技術研究所  
解析結果は解析領域の影響を強く受け、特にトンネル下方の領域の増大に伴って、応力解放によるトンネル底部の浮き上がり量が比例的に増加する。すなわちトンネル上部地表面の沈下量は小さくなる。これまで、鉄道構造物に近接するシールド工事の影響を評価した事例としては、上記の弾性係数や応力解放率を用いる場合には、概ね掘削外径の2倍程度としている実績が多く、解析値と実測値の比較結果も多く残されている。また、側方の解析領域については、最低でもトンネル底部までの深さの4倍以上は必要である、一般的にはトンネル底部までの深さの5倍程度としている例が多い。



■近接施工(P182)/地盤工学会 
土圧式シールドの予測手法としての一例として以下の境界が紹介されている。



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