Q8:補強リングを有する場合の躯体壁厚について

■補強リングを有する場合の躯体壁厚の考え方について

ライナー立坑における特殊人孔の壁厚(有効高)に関する内容です。
(下図参照)
 補強リング側(外側)は、鉄筋の配置は不可能となるため、外側鉄筋の有効高さ(d)は、250mmとなります。一方、内側鉄筋の場合は、補強リング側(外側)が圧縮領域として有効となるため、有効高さ(d)は350mmとなります。
このため、壁厚は450mm、鉄筋被りは外側200mm、内側100mmとして計算します。
注)発注者によっては、上記の考えではなく、補強リング面からの純厚さ(※388)を有効とする考えもありますので、適用に際しては、協議の上決定してください。