3D-CADを用いて施工計画を行います。説明資料として有効に活用できます。→LINK
■FEM解析による首都高(首都高速道路)への影響検討
➢首都高への影響を検討するためのFEM解析事例です。
首都工に近接して工事を行う場合は、工事に伴う影響検討が求められる場合があります。
土留仮設による影響を検討する場合は、次の方法があります。
※出典)首都高速道路に近接する構造物の施工指導技術資料/平成21年6月/首都高速道路㈱
①強制変位による方法(弾塑性法による土留め変位算出)
→土留め壁の変位計算→リバウンド量計算→強制変位によるFEM解析
➢弾塑性法の適用範囲は、掘削10m以上(道路土工仮設構造物指針)なので、浅い掘削に適用する場合には、算出された変位の適切性を判断する必要があると考えます。
➢この場合のFEM解析手順は次に示すように、許容値に収まらない場合は、複数回のトライアルが必要となります。
②一体解析による方法(既設構造物と地盤を一体として解析)
→土留め壁と地盤を一体としたモデル化→要素削除によるFEM解析
③既設構造物に荷重を入力する方法(既設構造物の規模が大きい場合)
→近接工事に伴う地盤応力の変化分を荷重として算出→構造モデルに荷重を作用さえる。
※弊社による解析例(一体解析による方法)