3D-CADを用いて施工計画を行います。説明資料として有効に活用できます。→LINK
■ボックスカルバートに管きょを接続する場合の検討(例)
既設BOX側壁に開口を設けた場合に、鉄筋の応力度が許容値を上回ったため、防護コンクリートを設置した例です。開口部の支点条件は固定としました。
既存ボックスカルバートが、許容値以下になっていることを確認する。
STEP-2(既設ボックスカルバートの開口後応力度照査)
フレーム計算により開口後の断面力を算定し、許容値以下であることを確認する。
※開口部は固定支点として計算する。
※許容値以下の場合は、開口可能としてSTEP-3へ進む。
※許容値を超える場合は、別途補強対策を検討する。
STEP-3(防護コンクリートの検討)
開口接続部に設ける防護コンクリートの構造を検討する。
※防護コンクリートの照査は、ボックスカルバートとして計算する。
※防護コンクリート頂部および下部には、STEP-2よりもとめた支点反力を加算する。
STEP-4(接続鉄筋の検討:既設ボックスカルバートと防護コンクリートの接続)
既設ボックスカルバート開口部を拘束するために接続鉄筋を設ける。
※接続鉄筋のせん断耐力により照査する。
※BOXの上下に荷重を作用させた場合には、上下のたわみ変形が卓越するため、この変形に抵抗する目的で、上下にアンカーを打設することが効果的と考えます。