3D-CADを用いて施工計画を行います。説明資料として有効に活用できます。→LINK
推進やシールドの沈下対策として地盤改良をおこなった場合に、FEM解析結果として隆起する現象がみられます。
この原因を以下のように考察します。
①管内部の応力解放力は、その位置での土被り圧に等しいため、管上よりも管下の方が大きい力となります。
②この場合に管周辺を地盤改良した場合に、地盤剛性が上がるため、下側の荷重がそのまま地盤改良体に伝達されて、地盤改良体を押し上げるため、地表面が隆起する結果となります。
このため、薬液注入改良よりも剛性が高い高圧噴射改良の方が、隆起が大きくなる結果となります。
※実際の地山変位を考えた場合、感覚的には少々違和感も感じますが、応力解放率という概念に基づいて解析した場合には、このような結果となると理解しています。