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■FEM解析について、最近の適用事例
土木建設工事における、FEM解析について、最近の適用事例を集めてみました。

・令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会 より
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FEMによるリバウンド解析
■大規模開発工事におけるリバウンドのFEM解析/リバウンド量を予測するために、二次元 FEM 解析を実施。ステップごとに要素を除去する手法とし、掘削解放力は掘削地山の全応力の 100%。鉛直方向の地盤変形係数は、「鉄道構造物等設計標準・同解説 開削トンネル」(H13.3)を参考に水平方向の 3 倍と設定。/引用)Ⅵ-610_清水建設株式会社
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柱列式鋼管杭と山岳工法を併用
■ 大断面の矩形立坑において,柱列式鋼管杭と山岳工法を併用した土留め掘削/上部の鋼管杭区間については弾塑性計算を実施,下部の山岳工法区間については,大口径深礎の土留めを 2 次元FEM 解析により確認/引用)Ⅵ-612_㈱大林組
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凍結時の既設構造物への影響抑制
凍結時の補強と計測による既設構造物への影響抑制/大深度(土被り約 30m)大口径(推進管外径φ3.506m)の刃口推進における凍結工法の影響抑制について。凍結膨張圧によりセグメントへの影響を抑制するため補強材を用いた事例。凍結膨張圧による変化をFEMで解析した。/引用)Ⅵ-571_大豊建設
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大型マンホールへのライナープレート
■都心部の大型マンホール工事へのライナープレートの適用について/比較的大規模な立坑にライナープレートの適用に影響解析を実施した事例/二次元弾性FEM解析で設計上安全側な物性値の採用によ る一次判断を行い,必要に応じて施工計画や計測管理による対応を行うことで,周辺地盤への影響防止策として信頼度が高い/引用)Ⅵ-138 東京電力パワーグリッド株式会社
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切り拡げシールドトンネルの解析
■切り拡げ工事における支保工やシールドトンネルの挙動を 3 次元 FEM 解析で再現した事例/セグメント,曲線パイプルーフおよび変形防止鋼材における計測結果を解析で再現する試み。今後,開口部近傍は解放力に着目し精度向上を試みる予定/引用)Ⅵ-387_早稲田大学・熊谷組・JR東日本
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大深度円形立坑の開口部
■大深度円形立坑の開口部における合理的なモデル化方法に関する一考察/シールドトンネル用開口部周辺では欠円断面においてもリング効果が生じている。そのリング効果の条件についての報告された内容/引用)Ⅵ-391_熊谷組・早稲田大学
・令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会 より
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■ニューマチックケーソン
■重要構造物近傍でニューマチックケーソン
ニューマチックケーソンによる施工で、フリクションカット部(50mm)を強制変位として解析。許容変位は、高速道路の段差補修に関する補修基準値を参考に設定(30mm) 引用)Ⅵ-1020(熊谷組・大豊/2020年土木学会全国大会) -
■埋設型枠
■鉄道高架橋橋脚施工時の埋設型枠の解析
ハーフプレキャスト橋脚実施工時に埋設型枠や内部支保工の計測を実施し,解析結果との比較,ひび割れ抵抗性についての考察。
引用)Ⅵ-610/鉄道建設・運輸施設支援機構/大林組 -
■開削工法(地下鉄道トンネル)
■地下鉄道トンネルにおける掘削工事であり,シールド-トンネルが近接しているため影響検討に用いる。土留のはり-ばね解析を考慮することで,解析精度向上の可能性があると考えられる.床付け以深の弾性係数を適切に設定することで,解析精度向上の可能性があると考えられる.引用:Ⅵ-298/早稲田大学・熊谷組/
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■表層改良
■表層改良厚さを薄くするために、3D解析による改良厚を計算した。簡易計算(地中応力分散)よりも70cm薄くすることができた。任意の改良厚さにおける地表鉛直変位,改良層下面地盤(Fc2 層の)支持力および改良体の最大曲げ引張応力度を算出し,それぞれ許容値以下となる最小厚さを求めた
引用:Ⅵ-148/三菱マテリアル・大林組 -
■二重土留工
■頭部固定式二重土留め工法(以下,二重土留め工法)について,各種実験・検討結果の考察から設計法を考案
引用:Ⅵ-123/鹿島建設・東京理科大/ -
■自立式土留工
■雨水貯留槽を設置するために 5.6m の自立土留を計画。近隣への影響をFEM解析により定めた報告。
引用:Ⅵ-120/鴻池組・UR