Q2:あと施工アンカーの定着長の計算方法は?

■あと施工アンカーの定着長について

あと施工アンカーの定着長について、耐震改修設計指針(日本建築防災協会)では、接着系アンカーの場合「7d」と「10d」の記載がありますが、使い分けはどうするの?
「引抜き力に対して、壁筋の降伏を保証する箇所の接着系アンカーは、「10d」を採用する。それ以外の接着系アンカーは「7d」とする」ということになります。ここで、壁筋の降伏を保証する箇所の例としては、増設壁の開口補強や端部筋等が対象となります。←これらを考えると、遮水壁など計算によって求めた鉄筋に対して、同等強度の定着を求める場合には、「10d」を採用することが良いと考えます。

 

 

■あと施工アンカーの計算例