特殊人孔(マンホール)


■特殊人孔(マンホール)構造設計

特殊人孔は、円形や矩形・小判形など、任意の形状があります。
構造計算の方法としては、形状は寸法に応じて、版やフレームなどにより計算を行います。

(2019/12/27)開口部の設計方法について → LINK



※以下、「特殊人孔構造設計の手引(東京都)」より引用

①水平ラーメンモデル
中間スラブ間隔が人孔幅の2.5倍以上の場合(H/B≧2.5)を対象として実施する。
併せて鉛直方向の隔壁等がある場合についても水平ラーメンにて実施する。
なお、深度方向の計算断面数設定にあたっては、最下端部での結果により判断する。

②鉛直方向梁モデル
中間スラブが人孔幅に比べて40%以下の場合(H/B≦0.4)を対象として行う。
但し、モデル化にあたっては、頂版、中床版における開口の影響に十分配慮して梁の支承条件を定めなくてはならない。また、将来的に増設管を設けて中床版を改造する可能性がある場合には、この中床版を無視して検討することとする。

③2方向モデル
側壁の高さが、上記の①②以外(0.4<H/B<2.5)の場合に適用する。
但し、頂版や中床版の開口位置、大きさにより支承条件が十分確保されていることを確認して、版モデルの選定を行うこととする。
版モデルの断面力算定にあたっては、「(1)頂版」を参照のこと。なお、台形分布での作用荷重が生じるため、等変分布荷重時4辺固定スラブとの併用を適用すること。

 

 

 

マンホール構造計算例(サンプル)