Q5:ボックスカルバートの開口補強の方法について

■ボックスカルバートの開口補強について

ボックスカルバートの側部に開口する場合の照査方法および補強について、さまざまな方法が考えられますが、方法の一例をご紹介します。
注)図は、上方からの荷重に対して記載していますが、下方からの反力に対する照査も必要となります。

TYPE-1【防護コンクリート補強タイプ/矩形防護】

 

TYPE-2【防護コンクリート補強タイプ/円形防護】

 上図のSTEP-3に示す防護コンクリートを円形とする方法です。施工的に手間ですが、構造的には有利になります。

 

TYPE-3【既設側壁で支点反力を負担する方法/防護コンクリートを使用しない方法】

 上図のSTEP-2の支点反力を、側壁で受持つ方法です。条件が合えば、この考えも有りだと考えます。

 

■開口補強部における支点条件について

開口補強部におけるフレームと防護コンクリートの接続方法によって、構造の支点条件が異なります。
シングル差筋 → フレキシブルな構造設計(ピン支点)
ダブル差筋 → 剛構造設計(固定支点)

 

■防護コンクリート(側壁)の圧縮側鉄筋の径選定について

開口補強部における防護コンクリートの側壁(内側)には、曲げモーメントは発生せず、主として圧縮力を負担する鉄筋となります。この場合、道路橋示方書・同解説Ⅳ 下部構造編(平成29年11月)P.142の記述を参考に、引張側主筋の1/2~1/3程度を目安に圧縮側鉄筋を選定する方法もあります。