Q1:φ700の推進で対象地盤が粘性土の場合、泥水と泥土圧はどちらに適正があるのでしょうか?

小口径(φ700)の推進工事で、泥水方式か泥土圧方式かで、どちらに適正があるのでしょうか?対象地盤は、粘性土(N=7)、粘着力50kN/㎡です。

どちらの工法も対応が可能です。
泥土圧式の内、先導体の駆動装置が立坑に設置される場合の一般的な掘進距離は60m程度となっています。それ以外は、110m程度となります。

粘性土の場合は、泥水式の掘削土は路上プラントでの分離が難しことから、汚泥量の発生が多くなる傾向があります。泥土圧式では、上記等の問題はありませんが、排土装置として吸引排土方式を用いる場合には機種等を含め別途検討する必要があります。

また、曲線を行う場合には、泥土圧式のスクリュー排土方式は適用できません。