ヒューム管開口検討


■ヒューム管開口部検討

 ヒューム管開口部に関する基準書といわれるものはありませんので、セグメント開口検討に準じて計算を行います。この場合、A領域(開口部)のみ検討し、「ひび割れ荷重」に対する評価となります。  


※ひび割れ荷重とは、管に0.05mmのひび割れを生じたときの試験機が示す荷重を有効長Lで除した値をいい、破壊荷重とは、試験機が示す最大荷重を有効長Lで除した値

ひび割れ保証モーメントは次式より求める。

Mc = 0.318 ・ Pc ・ rc + 0.239 ・ W ・ rc
ここで、
Mc : ひび割れ保証モーメント
Pc : ひび割れ荷重
rc : 図心半径
W : 管の自重

許容曲げモーメントは、ひび割れ保証モーメントに対して安全率(F)を確保する

※安全率について
F=1.2(下水道推進工法の指針と解説 P358)